構造化されて視覚的にも見やすい記事をiPhoneだけで書きたい
- 600文字程度ならいいが2,000文字以上になると必ず見出しが必要になる
- 特にiPhoneは画面が狭いので、構造化された文章は書きづらい
- 見出しを作る段階から、最後の執筆までを1つのアプリで完結させたい
構造化された文章(見出しがあるやつ)は
読みやすく検索エンジンの評価も高いです。
しかしiPhoneのように狭い画面では結構書きづらいと思います。
色々な人にお話を聞かせていただきましたが
皆さん、記事の構成などを考える時は
最初にアウトラインエディタを使っておられる方が多いです。
確かに、アウトラインエディタを使う方法もあります。
しかし、アウトラインアプリだけで全て完結するのは難しいです。
「要するに、アウトラインアプリからテキストエディタアプリへ移行するのがめんどくさい。」
ということで、章立てた文章を作るときはアウトラインアプリはできれば使いたくないのが本音。
パソコンなら画面が大きいので簡単そうですが
気軽にどこでも書けるiPhoneもやはり捨てがたいです。
スマホの音声入力を使っているなら尚更。
今回は、構造化された文章をiPhoneで書くとき
便利なアプリを2つ紹介します。
どちらも有料アプリですが、
ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに開発してる会社は同じなので
互換性にも優れてます。
ulysses
[Ulysses]
- 値段が高いのが難点
- マークダウンした場所に色がつくので非常にわかりやすい。
- iCloudで同期ができる(mac ,iPhone,iPad)
Mac 版iPhone版ともに非常に高額
Mac版は5,400円
iPhone iPad版のユニバーサルアプリは3000円。
このアプリはテキストエディタでもかなり高額な部類に入ります。
特にスマートフォンのテキストエディタアプリは高くても600円位です。
その市場に3,000円と言う値段設定は強気の値段設定ですね。
しかし、さすがは高級エディタアプリ。
この強気な値段に比例してとても使いやすいです。
今回ご紹介するマークダウン記法のほかに、
「目標文字数に対して今どれぐらいなのか?」
というのを教えてくれる機能があったり
その他さまざまな機能が搭載されていて、
普通のテキストエディタとはひと味もふた味も違う内容になっています。
マークダウン記法をしたところに勝手に色付けしてくれる
ulyssesの1番の魅力は書いたマークダウンが視覚的に見やすいことだ思います。
例えばエバーノートなんかで
太字やマーカーを入れても
それをそのままワードプレスにコピーペーストするわけにはいきません。
(ビジュアルエディタでは反映してくれますがhtmlタグがめちゃめちゃになってしまいます)
リッチテキスト形式のものをビジュアルエディタにペーストされると大変です。
(外注さんに何回かやられた経験あり)
その点このulyssesは完全なテキスト形式。
マークダウンで記述したところに分かりやすく色はつけてくれます。
でも、テキスト形式は保ったままです。
リッチテキスト形式のようにペーストすると意味不明な要素までついてくる事はありません。
要するに
「テキストエディタなのにブログのリッチテキストを見ている感じで書ける」
という事です。
私は、記事を書くときはほとんどがスマートフォンからです。
なので、この機能だけで3,000円を払った価値はありました。
「なぜEvernoteにこの機能がないねん!」
と言う感じです。
また、マークダウンを知らない人はいちど検索してみてください。
これでブログを書いてしまうと今までの書き方には戻れません。
ちなみにテキストエディタですが写真とかの挿入もできます。
様々な形式で書き出すことができます。
ブログの記事作成だけにとどまりません。
メルマガや無料レポート等の作成にも適しています。
PDF形式やEPUB形式などいろいろな用途別に書き出すことが可能です。
iCloudと同期ができる
最近では当たり前になってきましたが、
このアプリでももちろんできます。
マックで書きかけの状態にあったテキストも
出先でiPhoneからちょこちょこと修正することもできます。
もちろん、iPhoneとiPad間の同期もリアルタイムにできます。
もう少し安ければ本当にオススメできるアプリ
いくら便利だと言っても、
Macを持っている人は2つ購入すると8400円になります。
「いくらすごいといってもこの値段は」
ただのテキストエディタにこれだけの投資する価値があるかどうかはちょっと難しいところですね。
ちなみに私はウィンドウズなので、
iPhoneとiPadのユニバーサルアプリしか持っていません。
しかし、これでもかなり生産性は上がったと思います。
「ブログはマークダウンでしか書かない」
こんな人には絶対お勧めです。
daedalus touch
[daedalus]
次に紹介するのはこのブログでも散々記事にしているこのアプリ。
daedalustouchです。
TOKUCYOUTOSITE
- ulysses(mac)と同期ができる
- ulysses(iPhone,iPad)に送れる
- アナログ重視のインターフェイスがかなりイケてる
- 軽くてサクサク動いてしかも安い。
- 長い文章も短い文章も自由自在に作成できる。
- 調べながら書ける内臓ブラウザ
最初はulyssesのiPhone ・ iPadアプリの位置づけだったのがdaedalustouch
今回ご紹介しているテキストアプリ。
ulyssesとdaedalus touchですが
同じ会社が提供しているアプリになります。
歴史的には
ulysses(mac)
↓
daedalus touch(iPhone ・ iPad)
↓
ulysses(iPad対応)
↓
ulysses(iPhone対応)
みたいな感じになります。
ulysses(mac)のスマホ版な位置づけなのがこのアプリ。
おそらく、ユリシーズはマックだけの予定だったのでしょう。
120円と言う価格のおすすめのポイントです。
だから、ulyssesのmac版との同期ができるように最初から設計されています。
しかし、
「ulyssesのスマートフォンバージョンも作って欲しい!」
みたいな要望が多かったんでしょうね。ulyssesはその後iPadに対応し2016年にはiPhoneにも対応しました。
じゃあdaedalusの役目が終わったかというとそうではありません。
このアプリ単体で執筆してもいいし、
最終的な仕上げにulyssesに送ることも可能です。
相変わらず次世代のインターフェイスはかっこいい
別の記事でも書いていますのでそちらも参考にしてみてください。
このアプリの1番のオススメはインターフェイスです。アイコンもかっこいいのですがやはり使い勝手です。
紙の束がクリアファイルに収まったような感覚。
サクサクと動いていくアクションはとても気持ちいいです。
これだけで、文章の「構造化」が比較的に間にできるようになっています。
章立てで文章を書く人には特にオススメできる機能です。
音声入力で1つのシートに対し500文字程度入力してみてください。
2,000文字や3000文字の記事なんてあっという間に入力できます。
小説など長い文章も書けます。ぜひ試してみてください。
動作が軽い
iPhoneのテキストエディタアプリは20000文字とか超えてくると結構もっさりとした動作になりますが、このアプリはそれが全くありません。
まだ、そこまで長い文字を保管したことがないのですが
おそらく
1冊の本に相当する10万文字を超えても大丈夫です。
長い文章でも短い文章でも自由自在に量産
「クリアファイルに入った紙の束」
これをどう捉えるかがこのアプリを使いこなす肝です。
「紙の束」を1つの記事として見立てれば
600文字から100文字程度の記事を量産するスタイルに向いています。
「紙の束」を1つの見出しと捉えれば、
2,000文字から3,000文字程度の記事をじっくり書き上げるスタイルに向いています。
簡易的だが内蔵ブラウザを搭載
書いている最中に「あのアプリなんていう名前だっけ」こんな時に、ちょっとした調べ物ができる内蔵ブラウザがあるのはかなり便利です。
iPhoneやiPadで記事を書くには
「作業工程をいかに1つのアプリで完結させるか」
が肝になります。
1つの記事を書くのに5つ以上アプリを経由して書き上げるスタイルのブロガーさんもおられますが、私には真似できません。
使うアプリはできれば1種類もしくは2種類にしたいものです。
まとめ
今回は、構造化した文章をiPhoneやiPadだけで書くときに便利なアプリを紹介しました。
ブログの記事を書くときiPadはまだわかるのですがiPhoneは本当に画面が小さいので長い文章を見出しをつけて角を取るのは非常に難しいです。
難しいながらも、今回紹介したアプリは長い文章を書くときに非常に検討していると思います。
もちろん音声入力で書くことができます。
もちろんtextexpander対応です。
普通のメモ帳やEvernoteなんかでもいいと思います。
しかし、いちどこのアプリ達も試してあげてください。値段が高いアプリも混じってしまいましたが、きっとあなたのお役に立てると思います。
この記事の文字数:3900文字程度
合計入力文字数:23万1500文字程度
記事数:117記事